製品ライフサイクル管理とは
製品ライフサイクル管理とは、製品の企画・設計・製造・販売・保守・廃棄という一生を、一貫した情報のもとで管理する考え方のことです。PLMは、これをシステムとして実現する仕組みを指します。
製品は、生まれてから役目を終えるまでに、いくつもの部門と工程を通過します。その過程で生まれる情報を、どの段階のものも切れ目なくつなぐ——その考え方が製品ライフサイクル管理です。
なぜ「一本でとらえる」必要があるのか
たとえば、5年前に納めた装置について、客先から「部品が摩耗したので交換したい」と連絡が来たとします。このとき情報が一本でつながっていない会社は、「当時のこの装置は、どの図面の、どの版で、どの部品を使っていたか」を探すところから始めなければなりません。設計はフォルダ、変更履歴は担当者の記憶、調達先は古い注文書——とバラバラだと、補修部品ひとつ手配するのに何日もかかります。
製品を軸に情報が一本でつながっていれば、「この製品は、この図面で、この部品で、いつ何を変えたか」を一目でたどれます。これは、過去に作ったものを会社の資産として使い続けられるかどうかに、直結します。
中小製造業は「全段階」より「つながり」から
ライフサイクルの全段階を一気にシステム化するのは、中小製造業には重すぎる投資です。現実的なのは、いま最も情報が途切れている接点から、つなぎ始めることです。
多くの会社で、その途切れ目は「設計と製造の間」や「図面と部品表の間」にあります。設計が出した図面と、製造が見る部品情報がうまく連動していない——ここをまずつなぐ。図面・部品を構造化してつなぐことが、ライフサイクル管理の実質的な第一歩になります。
ライフサイクルの図面まわりを担う
製品ライフサイクル管理は、企画から廃棄までの情報を製品を軸に一本でとらえる考え方です。この流れのうち、図面・部品・変更履歴といった設計まわりを構造化して受け持つのがARCHAIVEです。全体を一度に管理するより、図面を起点に必要な範囲を広げる入り方にあたります。