構成管理とは
構成管理とは、製品を構成する図面・部品・版の組み合わせ(構成)を、時点ごとに正確に把握・維持する取り組みのことです。設計変更が重なっても、製品と構成要素の対応関係を保ちます。
製品が改訂を重ねるほど、「今のこの製品は、どの図面の、どの版の、どの部品でできているのか」が曖昧になります。構成管理は、この対応関係を崩さずに保つ取り組みです。
構成が崩れると、過去をたどれなくなる
たとえば、製品Aを3年間作り続けているとします。最初のロットと、改良を重ねた今のロットでは、使っている部品の版が違う。当然のことです。
問題は、この「いつのロットが、どの版の部品でできていたか」が記録されていないときに起きます。出荷した製品に不具合が出て、「あの時期に出した分は、どの版の部品を使っていたか」を調べようとしても、たどれない。補修部品を手配しようにも、当時の正確な構成が分からない。客先に「お使いの製品はこの構成です」と説明することもできない——こうした事態は、図番・版・部品表が製品ごとに対応づけられていないことから生まれます。この対応関係を保つのが、構成管理の役割です。
トレーサビリティの前提になる
構成管理は、後で扱うトレーサビリティ(追跡可能性)の土台でもあります。「どの製品が、どの構成でできているか」が保たれていなければ、出荷後に問題が起きても、原因となった部品やロットまでさかのぼれません。
逆に言えば、構成情報を構造化して残しておくことが、品質保証の基盤になります。バラバラの記録や担当者の記憶ではなく、製品を軸に構成をたどれる状態——これが、いざというときに会社を守ります。
構成と版をひもづけて保つ
構成管理は、どの製品がどの部品の・どの版でできているかを、ずれなく保つことを指します。図面・部品・版をひもづけて持つARCHAIVEでは、この対応関係を後から確認できます。製品と部品と版の組み合わせが分からなくなる、という事態を避ける助けになります。