類似物件・類似工事検索とは

ことばの意味
類似物件・類似工事検索とは

類似物件・類似工事検索とは、これから手がける物件に似た過去の物件・工事を、図面や条件から探し出す機能のことです。過去の設計・見積・段取りを流用する起点になります。

新しい物件の設計や見積をするとき、ゼロから始める必要はありません。過去に似た構造・用途の物件を手がけているなら、それを下敷きにできます。問題は、その「似た過去物件」を探し出せるかどうかです。

「あの物件に似ている」を、記憶に頼らず探す

建設の現場では、「これ、前に似たような建物をやった気がする」という場面がよくあります。でも、それが何年前のどの物件だったか、正確に思い出せるのは、長く在籍したベテランだけ。これも一種の属人化です。

類似物件検索は、図面の形状や物件の条件を手がかりに、似た過去物件を探します。記憶に頼らないので、若手でも過去の蓄積にたどり着ける。「似た構造の物件は、過去にこう設計し、こう見積もり、こんなトラブルがあった」を引き出せれば、新しい物件の出発点になります。

流用が、設計・見積・段取りを速くする

似た過去物件が見つかれば、その設計をそのまま下敷きにできます。検証済みの設計を流用できるので、ゼロから引くより速く、品質も安定します。

見積も同じです。過去の類似工事の見積・原価を引ければ、概算見積をそこから組み立てられます。「この規模・この構造なら、過去はこのくらいだった」という根拠を持って見積を出せる。勘と経験で出していた見積が、過去実績にもとづく形式知になります。設計・見積・段取りのすべてで、過去の蓄積が次の物件を支えるのです。

似た過去物件を引く

類似物件検索は、過去に手がけた似た構造や用途の物件を探し、設計や見積の下敷きにする検索です。製造業の類似図面検索にあたる仕組みを、建設業の物件向けに備えているのがARCHAIVEです。ゼロから起こす代わりに、実績のある過去物件を起点にできる点が、探せない状態との違いになります。

よくある質問

Q.類似物件はどうやって判定するのですか?
図面の形状や、物件の用途・規模・構造といった条件を手がかりに、似たものを探します。図番や物件名を覚えていなくても探せるのが利点です。
Q.流用すると設計が画一的になりませんか?
流用は出発点であって、そのまま使うわけではありません。過去を下敷きに、新しい物件の条件に合わせて調整します。ゼロから始める無駄を省くのが目的です。