冗長化・高可用性とは
冗長化とは、システムの構成要素を予備も含めて複数用意し、一部が故障しても運用を続けられるようにすることです。高可用性とは、その結果として「システムが止まらず使い続けられる」状態を指します。
システムは、いつか必ず故障します。問題は、故障したときに業務が止まるかどうかです。冗長化は、あらかじめ予備を持っておくことで、一部が壊れても全体が止まらないようにする考え方です。
飛行機のエンジンが2基ある理由
冗長化の考え方は、飛行機のエンジンにたとえると分かりやすいでしょう。多くの旅客機はエンジンを2基以上積んでいます。1基が止まっても、もう1基で飛び続けられるようにするためです。1基しかなければ、それが止まった瞬間に墜落します。
システムも同じです。サーバーやネットワークを1つだけで動かしていると、それが壊れた瞬間に全部止まります。冗長化は、予備を用意しておき、1つが壊れても予備に切り替えて運用を続けられるようにする。この備えがあるシステムは、故障しても止まりにくい——これが「高可用性」です。
図面が「いつでも使える」ことの価値
図面が事業の根幹である会社にとって、「図面システムが止まる」ことは、業務全体が止まることを意味します。設計が見られない、見積が出せない、現場が図面を確認できない——その間、仕事が進みません。
高可用性は、この「止まる」リスクへの備えです。自社で1台のサーバーを動かしているだけでは、それが壊れたときに為す術がありません。冗長化された基盤の上で運用されていれば、一部の故障があっても図面はいつでも使える状態に保たれます。盗まれない対策と並んで、止まらない対策も、機密データを扱う上では欠かせません。
止めないための備えとして
冗長化は、機器の一部が壊れても全体が止まらないよう、あらかじめ予備を持っておく考え方です。業務で日々使うサービスでは、止まらないことそのものが価値になります。ARCHAIVEが動く基盤の可用性については、サービスの提供条件として確認できる項目になります。