データ移行とは
データ移行とは、既存のシステムやファイルサーバーにあるデータを、新しいシステムへ移し替えることです。一方で「移さずにつなぐ」という選択肢もあり、どちらを取るかが導入設計の分かれ目になります。
新システム導入で必ず問われるのが、「今あるデータをどうするか」です。全部を新システムに移すのか、既存のまま使うのか。この選び方が、導入の負担とリスクを大きく左右します。
「引っ越し」の負担とリスク
データ移行を「引っ越し」にたとえると分かりやすいでしょう。家を引っ越すには、すべての荷物を箱詰めし、運び、新居で並べ直す手間がかかります。データ移行も同じで、大量の図面・ファイルを新システムの形式に合わせて移し替えるのは、時間も手間もかかり、移行中にデータが欠ける・壊れるリスクもあります。
特に、長年蓄積した膨大な図面を抱える会社ほど、この引っ越しは大ごとになります。「移行が大変そうだから、導入をためらう」——これが、システム導入が進まない理由の一つです。
「つなぐ」という選択肢
ここで、もう一つの選択肢があります。データを移し替えるのではなく、既存のファイルサーバーの構造を保ったまま「つなぐ」やり方です。
引っ越しではなく、既存の家(ファイルサーバー)はそのままに、新しい仕組みからその中身にアクセスできるようにする、というイメージです。これなら、大規模な移行作業をせずに導入でき、移行リスクも抑えられます。手書き図面のスキャンPDFのような、そのままでは検索できないデータも、AI-OCRで読み取ってデータ化すれば、移行せずに活用対象にできます。「全部引っ越さないと使えない」という思い込みを外すことが、導入のハードルを下げます。
移行と連携の選び方
データ移行は、既存のデータを新しい仕組みへ移すことを指し、全部を引っ越すか連携でつなぐかの判断が要ります。取り込みと連携の両方に対応するARCHAIVEでは、過去図面の移行と、既存システムとの連携を使い分けられます。一度に全移行する負担を避け、必要な範囲から始められる点が、進め方の選択肢になります。