意匠図・構造図・設備図とは

ことばの意味
意匠図・構造図・設備図とは

意匠図は建物の見た目・間取り・仕上げを、構造図は柱・梁・基礎など骨組みを、設備図は電気・給排水・空調などの設備を表す図面です。1つの建物を、3つの異なる専門の視点から描いたものです。

建物の図面は、1種類ではありません。見た目を決める意匠、骨組みを決める構造、配管や電気を決める設備——それぞれ別の専門家が、別の図面を描きます。この3つがかみ合って、はじめて建物が成立します。

3つの図面は「同じ建物の別の側面」

同じ建物を、3人の専門家が別々の角度から見ている、とイメージしてください。

意匠設計者は「この部屋をどう見せ、どう使うか」を考えて意匠図を描きます。構造設計者は「この建物が地震や重みに耐えられるか」を考えて構造図を描きます。設備設計者は「電気・水・空調をどう通すか」を考えて設備図を描きます。3つは同じ建物を指していますが、見ている側面が違う。だからこそ、互いに整合が取れていないと問題が起きます。

整合が崩れると、現場で衝突する

3つの図面の整合が取れていないと、現場で「干渉」が起きます。たとえば、意匠図では天井をすっきり見せたいのに、設備図では同じ場所に太いダクトを通す計画になっている。構造図の梁の位置と、設備の配管ルートがぶつかる。こうした食い違いは、図面の段階で気づければ机上で直せますが、現場で発覚すると工事を止めて手戻りになります。

3種類の図面を物件単位でまとめ、改訂のたびに「どれが最新で、どこが変わったか」を共有できる状態にしておくことが、この衝突を防ぐ前提です。バラバラのフォルダに別々に置かれていると、整合の確認そのものが属人的な作業になります。

複数の図面をまとめて扱う

意匠図・構造図・設備図は、一つの建物を異なる専門がそれぞれの視点で描いた図面です。これらを物件ごとにまとめて管理し、中身から探せるようにするのがARCHAIVEです。専門ごとに図面が散らばって最新版が分からなくなる、という事態を避ける助けになります。

よくある質問

Q.なぜ図面を3種類に分けるのですか?
求められる専門知識が全く違うためです。見た目・骨組み・設備は、それぞれ別の設計者が責任を持ちます。分けたうえで、整合させることが重要になります。
Q.3つの図面の整合はどう確認しますか?
重ね合わせて干渉を確認します。最新版が揃っていることが前提で、版がずれていると確認自体が成立しません。物件単位での版管理が土台になります。